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ニューヨークのごみ箱が分別しやすいようリニューアルされたことから学べる事実

ニューヨークのごみ箱が分別しやすいようリニューアルされたことから学べる事実 ニューヨークに訪れたことがある人、ニューヨークを舞台にした映画やテレビを見た人は、スチール製の緑色のごみ箱を、一度は見たことがあるかもしれません。

実は、1930年代から採用されている、街の風景ともなっているニューヨークのごみ箱が、分別しやすいようにリニューアルされました。どのようにリニューアルされたかというと、まず、素材が変更されています。リニューアルされたごみ箱は、プラスチック製となり、今までの半分の重さになりました。
さらに、ごみ箱の内側には、上下に8カ所の取っ手がついているので、ごみ箱を持ち上げたり、ひっくり返す作業がしやすくなっています。この変更で、ごみを扱う清掃作業員の負担が軽くなったことは言うまでもありません。


加えて、リニューアルされたニューヨークのごみ箱は、ごみの分別が楽にできるよう、工夫されています。新しいごみ箱は、取り外しが可能な円形の容器と、その容器を固定するための蓋つきの枠で成り立っています。

そして、蓋の部分は色分けされ、入り口の形も異なっているので、視覚的に見て、だれでも間違いなく分別できるようになりました。
以前のごみ箱は、蓋もついていなかったので、道路にごみが散乱することもしばしばでした。リニューアルされたごみ箱は、ソーラーパワーを利用してごみを圧縮し、従来の5倍の量を入れておける点もメリットです。

入り口の形も異なっている ニューヨークのリニューアルされた分別用ごみ箱は、私たちの生活の中にもヒントを与えてくれます。ごみを捨てるという小さな行動に着目し、効率化したり、楽しくできるように工夫すれば、生活の質が向上するかもしれません。生活のクオリティを上げることは、ごみ箱を変更するといった、小さな工夫で実現できる場合もあるということです。

加えて、環境問題を自分事として考えることも重要といえるでしょう。ごみのリサイクルを確実に行うためにできることを行うとともに、どうすればごみを削減できるか考えて、日々生活したいものです。